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苗場山

2145メートル
山上に広がる大湿原。日本百名山の一座 日本百名山の一座
新潟県と長野県の県境にまたがる苗場山は、「日本百名山」の一座としても知られる名山。
山頂付近に広がる約4キロ四方にもおよぶ広大な湿原が特徴で、湿原には無数の池塘が点在し、 シーズンには可憐な高山植物が咲き誇る。まさに雲上の楽園といえる。
苗場山の山名は、この山頂湿原にきらめく池塘が、田んほにたとえられたことに由来するという。
山腹をおおう美しいブナ林、山稜を彩る色とりどりの高山植物、山頂に広がる湿原と大展望、 そして山麓に湧く数々のいで湯と、魅力はつきない。また苗場山は昔から信仰の山としても知られ、 鈴木牧之の「北越雪譜」でも名山としてたたえられている。そんな魅力に富んだ苗場山は 「花の百名山」にも選ばれている。
苗場山へは数多くの登山ルートがあるが、もっともアプローチが短く便利なのが、苗場山北東山麓の和田小屋から入山するコース。
下ノ芝、中ノ芝の湿原を越え、上ノ芝からは雄大な展望が広がる森林限界を越えた道となる。 神楽ガ峰から雷清水まではいったん下りとなるが、お花畑の山稜を登り返せば大湿原が広がる苗場山頂に 出る。山頂で1泊して混原を散策したら、秘湯赤湯を経て元橋に下山する。 時間がかかるコースなので、前日に麓の苗場旅館街などに泊まり、ゆとりのある日程を組むようにおすすめする。山頂、赤湯と2泊3日の日程とすれば、さらに充実した山旅となる。
なお、赤湯は入浴だけの利用も可能。

平標山

1984メートル
のびやかな山稜は高山植物の宝庫

平標山は谷川連峰の西端に位置し、展望と高山植物に恵まれた山として知られ、 「花の百名山」の一座にも選ばれている名山。 登山口が国道17号線から近く、アプローチが便利なうえ、高山の雰囲気を満喫できる 山頂まで比較的容易に登ることができるため、家族連れにも人気が高い。 草原状のなだらかな山項付近にはお花畑が広がり、6~7月にかけてハクサン コザクラやハクサンフウロなど、さまざまな高山植物が迎えてくれる。 登山口となる駐車場から平標山ノ家を経て山傾に着いたら、 下山は上信越自然歩道を松手山経由で元橋に下るとよい。 また、平標山ノ家から2時間あまり縦走路を南下すると三国山に到着する。 時間に余裕があれば平標山ノ家に1泊して、雄大な自然を満喫しよう。

平標山

三国山

1636メートル
ニッコウキスゲの群落が魅力 ニッコウキスゲの群落が魅力
新潟県と群馬県の県境である三国峠の東に位置する三国山は、 展望と花と歴史の山。草原が広がる山頂部一帯からは谷川連峰を一望でき、 夏季には一面を黄金色に染めるニッコウキスゲの群落が登山者の日を楽しませてくれる。 また三国峠は、昔、越後と上州を結ぶ三国街道の要所であり、 今でも往時の街道の面影をしのぶことができる。峠には上野赤城、信濃諏訪、 越後弥彦の三明神をまつった三国権現がある。 この峠道の下を抜ける三国トンネル入口にある駐車場から登れば山頂まで約1時間30分と、 日帰り登山には最適なコース。山頂から北の平標山へと縦走することもできる。 また、三国峠から南東へ、永井宿へいたる旧街道をたどる三国路自然歩道を下るのもおすすめ。 峠から永井宿までは約2時間30分の行程。

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